

溶融亜鉛めっきはさび止め性能に優れ、橋や鉄塔など多くのところで使われています。
しかし、設備のある工場でしか処理ができないため、切断や溶接でめっきがはがれてしまった場合に、もう一度めっきすることは現実的ではありません。
めっきがとれた部分に普通の塗料を塗っても、亜鉛めっきほどのさび止め効果はなく、すぐにさびが出てしまいます。



そんな問題を解決すべく、1940年代、ケンブリッジの博士達によって研究が始まりました。
彼らは特殊な樹脂に亜鉛末を大量に練り込み、塗料のようにハケで塗ることのできるものを考えました。
その結果、乾燥後の塗膜に95%以上の亜鉛末が含まれているものは溶融亜鉛めっきと同等のさび止め効果があることが分かりました。


これをもとに開発されたのが「ローバル」です。
高温で処理する従来の溶融亜鉛めっきに対し、常温で場所を問わずに施工できることから、「常温亜鉛めっき」と呼ばれるようになりました。
めっきがはがれた部分へはもちろんのこと、鉄塔などが古くなりさびが出そうなときに「ローバル」を塗ることで再めっきするのと同じ効果が得られ、寿命を延ばすことが可能です。